【 初心者向け:キンセンカの育て方 】 |
キク科の半耐寒性一年草で、昔は薬用として利用されていたらしく、古くから親しまれ仏花などにも利用されている伝統的な花です。 最近では品種改良がかなり進んでおり、園芸品種として花壇に植える花としても人気があります。 花の色は薄黄、黄、榿などがあります。 |
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様々な園芸品種がありますが、低性種は背丈が低く、コンテナ栽培などに用いられ、育てやすく手入れが楽なのが特徴です。 高性種は、主に切り花用として用いられ、花壇の栽培に適しています。 |
よい株の選び方 |
葉が大きすぎることなく、下葉に黄ばみがないもの、(当たり前ですが)病虫害のない株が良いでしょう。 |
植える場所 |
日当たりと水はけのよい場所を選んで植えてください。 |
種まきの時期 |
9月ごろに育苗箱にバラマキにしますが、このとき種子が重ならないようにします。それで種子が隠れる程度に薄く土をかぶせます。
ちなみに、使用する土は小粒の赤玉土と腐葉土を7対3で混ぜて使います。
※種まきの時期が遅れると、翌年春によい花がつきません。なので、まずは適期を逃さないよう注意し、冬になって寒くなる前に根を充分に張らせておく必要があります。 |
成長時期別ポイント |
<仮植え> 本葉が3〜4枚になったところで、10p間隔くらいで育苗箱に仮植えします。この時、霜よけとして、軒下に置くなどの対処をしましょう。土は種子まきと同じ土を使って構わないので、それに化成肥料を混ぜるようにします。
<定植> 3月中旬を目処に定植を行ないます。庭に植えた場合、株と株はおおよそ30p間隔にし植えつけます。鉢植えの場合には、6号鉢に1株を目安にするといいです。 |
水やり |
種まき直後では、毎日水やりをすると7〜10日くらいで発芽してくれます。 庭の花壇に植えた場合、基本的に必要はありませんが、乾燥した時のみ与えるようにします。鉢植えにした場合は、土の表面が乾いたら与えるようにすると良いでしょう。 |
その他育て方のポイント |
<病害虫> 葉っぱが白く粉をふいたようになるウドンコ病になってしまったら殺菌剤をまきます。
また、アオムシやヨトウムシ、葉裏に群れて汁を吸うアブラムシがつくことがあるので、あらかじめオルトラン粒剤を土にまいて予防しておくことをおすすめします。 |
肥料のやり方 |
生育期は化成肥料を数回追肥します。開花したらリン酸分が多い液肥を薄めて、2〜3回/月程度与えるようにします。くれぐれも肥料のやりすぎには注意しましょう。 |