【 初心者向け:ナデシコの育て方 】 |
花の形や色が非常に豊富で、とても育てやすいのがナデシコです。 ナデシコには花びらに蛇の目模様が出てくる種やフリルのような一重の花弁が特徴のものなどあります。 |
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ナデシコ科の耐寒性一年草または宿根草です。別名をセキチク、ダイアンサスとうも呼び、その花色は白、赤、桃、複色と豊富です。 種間交雑ができるものが多いので、品種が特に多く、新種も次々と生まれていて、そのどれもが育てやすく、花壇や鉢植えなど多彩に楽しむことができます。 |
よい株の選び方 |
葉に黄ばみがなく株がしっかりしたものを選びましょう。 |
種まきの時期 |
<種子まき> ピートバンにばらまきにします。まき時は品種により異なるので注意してください。
<種子まきのポイント> 種子がこまかいため、暑さが残っている時期にまくと腐りやすいので注意が必要です。発芽後込み合ってきたら、元気な芽を残して間引くようにします。 |
成長時期別ポイント |
<仮植え> 発芽後には新しいピートバンに植え広げます。そして、その後本葉が2〜3枚になったら、育苗箱に15p間隔くらいで仮植します。
<定植> 本葉が5〜6枚になったらいよいよ定植です。庭植えの場合には、株と株の間を20cmとるようにします。ただし、高性種は30cmくらいは必要です。鉢植えには80cmまでの品種が向き、6号鉢に3株程度を目安にすると良いでしょう。 |
水やり |
やりすぎると根腐れを起こすので、土の表面が乾いてからたっぷりと与えてやるようにします。 |
その他育て方のポイント |
<上手に花を咲かせるポイント> 花後に、株元から10cmくらいの長さに切っておくと、また伸びて花を咲かせることができます。また、高温多湿に弱いので、梅雨時は枯れ葉は早めに取りのぞき、風通しをよくしておきましょう。
<病害虫> 害虫葉を食べるヨトウムシや、汁を吸うアブラムシが発生しやすいので、オルトラン粒剤をまいて予防しておきます。 |
肥料のやり方 |
庭植えは、堆肥と緩効性化成肥料を混ぜます。鉢植えは小粒の赤玉土と腐葉土を7対3で混ぜ緩効性化成肥料を加えます。 また、生育に応じて月に1〜3回液肥を与えると良いでしょう。 |