【 初心者向け:チューリップの育て方 】 |
ユリ科の耐寒性球根で日本国中どこの環境でも植えることができます。花の色は白、黄、榿、桃、紅紫、紫、青、緑、複色と多品種揃っていて、庭に様々な色を散りばめて楽しむことが可能な、初心者にも育てやすい花です。 |
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特に九州ではハウステンボスのCMの影響もあり、チューリップといえばオランダという印象がありますが、実は原産地は小アジアや北アフリカだそうです。チューリップには世界的にみると約5000もの品種があり、その中で約100品種が一般的に栽培されているそうです。 |
植える場所 |
日当たりのよい場所を選んで植えます。鉢植えの場合には室内でも管理できますが、1月中旬ぐらいまでは屋外に置いて寒さに当てるようにします。 |
成長時期別ポイント |
<植えつけ> 庭植えの場合、深さ10〜15p、株と株の間は10pくらい間隔をあけて植えつけます。鉢植えの場合は5号鉢に3球を目安に植え、球根の頭が隠れる程度に土をかぶせます。 植えつけの土は、庭植えの場合では植えつけの2週間程前にあらかじめ耕し、苦土石灰で土壌を中和してから、たっぷりの堆肥を混ぜ、緩効性化成肥料を加えると良いです。一方、鉢植えの場合ですと、小粒の赤玉土と腐葉土を7対3で混ぜ、緩効性化成肥料を加えた土をつくります。
植えつけのポイントとしては、品種によって花が咲く時期や背丈が異ってくるので、同じ品種をまとめて植えるた方が美しい花壇になります。
<掘り上げ> 6月ごろに葉が黄ばんできたら毎年掘り上げて、葉や茎、さらに根を取りのぞき、1000倍に薄めたベンレートに1時間ほど漬けます(※球根腐敗病予防のため)。 その後風通しのよい日陰で1週間程乾かすようにします。 |
水やり |
土が乾いてから与えるようにします。 |
その他育て方のポイント |
<病害虫>ウイルス病の予防目的でオルトラン粒剤を土の上に蒔いておきます。また、ウイルス病に感染してしまうと、葉が変形したり花に模様が入ったりしますが、基本的に治すことはできないので、他の株に移らないよう発見次第抜き取るようにしましょう。
<その他>上手に花を咲かせるポイントとしては、花が終わったら花首から折り取ると球根が疲れずに肥大します。 |
肥料のやり方 |
芽が出たころと生育期に2〜3回液肥を与えると良いでしょう。葉にかからないように注意してくださいね。 |