【 初心者向け:シクラメンの育て方 】 |
シクラメンは冬の鉢花を代表するような花で、最も多く生産される鉢花の一つです。 |
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サクラソウ科の非耐寒性球根で別名をカガリビパナと言います。花の色は白、黄、桃、紅紫、複色といった種類があり、中でもパステル調の色合いのシクラメンが人気が高いようです。また最近では黄色のシクラメンなんかも新種として発売されています。 環境として、室内の日当たりの良い場所に置いておけば、5月頃まで花を咲かせてくれ、長く楽しめます。 |
よい株の選び方 |
ホームセンターなどに11月頃から出回る開花株を買うようにしますが、その際には新しい蕾や葉が沢山付いていて、葉っぱにシミや病気の無いものを選びます。また、花首は伸びすぎていない方が良いので見比べて購入しましょう。 |
夏場の越し方 |
5月頃に花の終わりを迎えたら、水やりを控え、鉢を雨や直射日光が当たらない場所に移動させます。できるだけ風通しを良く、多湿にならないように気をつけます。 その後、9月中旬〜10月中旬になったら、一回り大きな鉢に植え替えてやり、日当たりの良い場所に移します。そのようにして少しずつ水やりを増やしていくと1月下旬〜2月には開花するようになります。 ※ただし、夏越しには限界があり、新株から5年がくれば開花も限度となるようです。(→5年以上の古い株では、球根が老化し花がつかなくなります。) |
植え替え時期 |
夏を越した株は、9月中旬〜10月中旬にひと回り大きな鉢に植え替えます。 植え替えに使用する土は、小粒の赤玉土と腐葉土とピートモスを4対1対2で混ぜ、緩効性化成肥料を加えたものとします。 |
栽培環境 |
室内で、昼間には暖かく日が差し込む明るい場所で栽培しましょう。それと、20℃以上では花が傷みますので、10〜15℃の環境で栽培するのが理想です。 |
水やり |
表面の土が乾いてきたら与えるようにします。 |
その他育て方のポイント |
<病害虫> シクラメンには灰色カビ病が発生しやすいので注意が必要です。もしも発生してしまったらベンレートなどの殺菌剤を蒔いて症状を抑えます。その際に被害部は切り取ってしまいましょう。 <その他> 注意したいのは、暖房が直接当たる場所には決して置かないようにします。そのような場所では、株が弱ってきて、花がしおれてしまいます。また種がつくと花の方にまで養分がいかず、花つきが悪くなります。しおれてしまった花は(花茎の)つけ根から取りのぞいてやります。。
<上手に花を咲かせるポイント> 日の光が足りていない状態では、葉や茎ばかり伸びて花つきが悪くなります。どうしても日当たりの悪い場所に置くしかない場合には、週に2回程度、屋外に出して日に当てることを忘れずに。 |
肥料のやり方 |
花が咲いている間は、10日に1回程度の液肥を与えると良いでしょう。 |