TOP PAGEDIY TOP>庭づくりDIY:12月のガーデニング作業




【 12月の庭ガーデニング作業:■ 花壇 ■ 】

花壇の整理と防雪対策 本格的な冬を目前に、花壇も追い込みの時期へ。
厳しい冬を乗りきり、待ち遠しい春を迎えるための花壇の整理を行なう。

霜や雪による被害を受けやすい地域は、マルチングなどで霜除けなどの補強を。
また、庭木から重い雪が落下したり、雪どけ水が流れ出したときなどを想定して、早めに防護策をとる。
乾燥地域の水やり管理 連日晴天が続き、乾燥が激しい地域では、植えつけたばかりの株に、ワラなどを敷いて乾燥を防ぐ対策も。
ビニールで覆っている苗や球根には午前中にたっぷり水やりをする。
一・二年草の植えつけ ハボタンには、耐寒性の強いものと弱いものがあるので、植えつける場所を考えて選ぶ。

ほかには、ホリホック、クリサンセマム、ストック、ハナナなどが植えられる。
宿根草の植えつけ 花壇に植えるなら、寒さに強いシロタエギク、ヒメコスモス(宿根)、リボングラスなど。クリスマスローズやデージー、プリムラなども、カラフルな花で冬の庭を彩ることができる。
球根の植えつけ 上旬までなら春の開花期に間に合うので、植え忘れたアネモネ、チューリップ、ムスカリなどがあれば、浅く植える。

早咲きのスイセンなら、寒風を避けて南面に植えつける。


【 ■ 庭木・花木 ■ 】

わらぼっちと雪吊り 冬の花壇の風物誌ともいえる防寒。

防雪方法。わらぼっちは花などを観賞しやすいように南側をあけて覆い、雪吊りは常緑樹や枝折れしやすい木に支柱を立て、縄で枝を吊り上げる。
熱帯性花木類の冬越し ソテツ、デイゴ、フヨウなどは、寒さに弱いため、南面を軽くするぐらいで、剪定や植えつけ・植え替えは避ける。
また、幹にバンド巻きをするなどして、防寒対策を必ず行なう。
剪定とコニファー類 ウメ、オウバイ、バラなどの落葉樹は、早くから芽が動くので、混み枝などを除去する。

コニファー(針葉樹)類は、常緑樹とほとんど同じ手入れ。
この時期には古葉を手で取り除く「もみあげ」作業を行なう。
植えつけと植え替え 植えつけは、低木ならほとんと可能だが、本格的に寒くなる中旬までにマツ類やコニファー類の苗木、バラの苗などを。

植え替えは、カイズカイブキやタマイブキなどの苗木を、同じころまでにすませる。
繁殖方法 紅葉が終わったカエデやモミジなどからのとりまき。

株分けはオウバイ、コデマリ、ハギなどを中旬までに。


【 ■ 鉢もの ■ 】

湿度管理と光量調整 寒くなると室内の湿度も、暖房の使用などで乾燥ぎみに。鉢植えの表土が乾いていたら、2〜3日後ぐらいに水やりをする。
観葉植物やシクラメンなどには、ときどき葉水散布も。

また日光も、生育中の株は室内で、開花中の株や生育中の球根などは、天候がよければ日中は戸外の日光にあてる。
季節の寄せ植え クリスマスや正月などに飾る寄せ植えは、バランスよく植えるのがコツ。
コニファーを加えたクリスマス用は、戸外にも出せるように寒さに強いものを植えつけ、松竹梅や七草の寄せ植えは市販の苗を加え、石やコケなども用いて植えてみる。