【 パーゴラDIYを構図で解説 】 |
パーゴラ・キット組み立て配置図 |
庭の片隅に設置したパーゴラは近くのホームセンターで購入したキット品(あらかじめパーツが切断されている部材)です。といっても、それを設置しておくとなんら一から木材を切り出し・加工したものと変わりは無く、立派に庭やパーゴラ周りに独特の雰囲気を与える存在となっています。 少しだけ手を加えた構図としていますので、アイデアの一部として、ここでは構造を解説しておきます。 |
|
<支柱の固定> |
支柱とブロック |
パーゴラを支える柱は正確に等間隔/等高に埋めた基礎ブロックに固定します。基礎となるブロックはどこのホームセンターにも売っているものですが、実際には微妙にパーゴラ支柱幅とブロックの穴幅の大きさが合わず(支柱が少し細い)、そのまま差しれ込んだだけではグラついてしまいます。 さらには、ここに雨が降ったときにこの隙間に水が溜まって、大切なパーゴラの柱が腐食する原因となりますので、、(水を加えず)乾いたままのモルタルを隙間に流し込み、隙間を詰めた状態から、ジョウロ等で水をかけて”隙間なくす"ようにしています。 |
床に枕木を配置 |
単純に芝や砂利の上にパーゴラを立てるのでなく、空間を区切る為に枕木を敷き詰めています。 単純な発想ですが、たったこのことでウッドデッキのような雰囲気をもった素敵な空間が庭に出来上がることとなります。 |
花壇のスペース |
枕木の配置では、一箇所に土のまま(花壇で使用できる)スペースを確保しています。 花壇といっても単に草花を植える目的ではなく、パーゴラの支柱等にそって蔓植物が育っていくように考えたもので、今はキウイを植えています。 |
支柱を枕木にしっかり固定 |
ラティスを配置したり植物を絡ませるとそれだけ風の抵抗を受けやすい構造となります。その場合、少し心配なのが台風など強風時の安定性で、どんな強風でもこの先びくともしない頑丈な構造とするため、我が家のパーゴラでは柱と枕木を大きなL字金具で接合するようにしました。 |
<天井部分> |
垂木をしっかり固定 |
天井の部分に使う垂木は、一般的には木ネジを打って固定しますが、(前述の通り強風にも耐えられる強固な構造となるよう)全ての垂木を市販のジョイント金具でひとつずつ固定しています。こうすることでパーゴラが全体的にもがっしりとした1つのオブジェになっています。 |
釣り糸で植物を誘引 |
キウイなどつる性植物ですが、育てる段階でそのまま放置していてはなかなかパーゴラに絡んでくれません。当たり前ですが、パーゴラの天井まで育っても勝手に垂木のほうへ伸びていくわけもなく、ましてやこの”かなり太い木材”に勝手に絡んでいくようなことはありません。 なので、パーゴラの天井部分には釣り糸を均等に何本か張って、植物の誘引をしやしように工夫しています。もちろん細い釣り糸なので、植物が全く無い箇所であってもほとんど目立たないようになります。 |
<パーゴラの装飾> |
ラティスで装飾と補強 |
パーゴラの支柱間の補強と、見た目の美しさから、支柱と支柱の間に市販のラティスをはめ込みました。単純な角材の集合体としてのパーゴラではなく、非常に美しくインパクトのあるパーゴラにすることができました。 |