TOP PAGEDIY TOP>門柱や門扉の補修


【 門柱や門扉の補修:初心者庭づくりDIY 】

【金属製の門扉】きしみ 我が家の門も扉を開け閉めするたびに「ギーッ」と嫌な音がします。
もちろんコレは門扉を支えている蝶つがいがサビたりして等が原因で、何ケ月に一度はサビ止めや潤滑剤を注入したりしています。基本的な補修としては、まず点検してみてサビが激しい時には、サンドペーパーでサビた部分をよく落とし、油をさすようにします。また下段に記載した「蝶つがいの緩み」でもきしんだ音の原因になりますので、油をさして良くならない時には、緩みがないかどうかチェックしてみるといいです。
【金属製の門扉】蝶つがいの緩み 門扉と門柱をつないでいる蝶つがい(※正式にはヒジツボという)も経年で緩んでしまうことがあります。
あらかじめセット品となっているような金属製の門扉用門柱が門柱の内側に立っているものは大丈夫なのですが、ブロック門柱の目地に差し込んであるタイプや、門柱本体にタガネで穴を掘って、そこをモルタル等で固めてあるタイプでは緩んでしまうことがあります。特に(我が家もそうですが)子供が遊び半分に門扉の上に乗ったりすると、蝶つがいの門柱に差し込まれた部分に大きな力が加わり、緩んでいきます。その場合、ドンドンひどくなってくると抜けてしまったり、門扉が閉まらなくなるのです。

<補修>まずは門扉を外します(→門扉は蝶つがいに上から差し込んであるだけなので、持ち上げれば簡単に外れます。
今度はタガネを使って門柱の蝶つがいのすぐ下の部分を削って穴を掘ります。そうして空けた穴の中に小石を詰め込み、モルタル(または家庭用セメント)を塗り込みます。※小石を入れないと、またすぐモルタル部分が崩れ落ちてグラグラになりますよ。
【金属製の門扉】引き戸レール(戸車のサビ) 引き戸タイプの門扉はレールや戸車のサビなどが原因でスムーズに動かなくなる場合が多々あります。もちろん風雨にさらされる場所であるため、このような問題は当然発生しやすいのですが、補修方法としては、まずはワイヤーブラシを用いて戸車/芯棒/レールのサビをよく落としてやる必要があります。その上で戸車にはグリスを塗るか油をさしてやり、レールの方は市販のサビ止め塗料を塗ってやるようにします。
※あまりに戸車のサビがひどい状況では、残念ですが取り替えるしかありません。
【金属製の門扉】門扉のサビ 金属製の門扉では、一般的にアングルで枠組みをし、そこに角形パイプを溶接されているものが多いですね。この場合、溶接部分と枠組みの角の部分が、サビてしまうことが多々あります。
よく見かけるのが塗装した部分が剥がれ易い感じで浮きあがって膨らんでいるもので、これらは既に塗装膜の下にサビが発生していると思って間違いありませんので、サビを削り取ってから再塗装するしかありません。
【木製の門扉】きしみ 金属製門扉と同様にきしみの大きな原因は、門扉を支えている蝶つがいがサビているのが殆どです。補修としてはサンドペーパーでサビをよく落とした後で、油をさしておくか潤滑剤を施すようにします。※潤滑材については、市販のスプレータイプが使いやすくて便利です。
【木製の門扉】蝶つがいの緩み 蝶つがいのサビをそのまま放置しておくと、やがて蝶つがいが回転しなくなり、ネジ部分だけに大きな負担がかかってしまうので、ネジが緩んだり抜け落ちたりしてしまいます。
ネジ穴が緩んでしまった場合には、埋め木をしてから、新たにキリで穴をあけてネジを付け替えてやる必要があります。

風化により木に裂け目などがあって埋め木が出来ない場合には、蝶つがいの位置を変えて対応してください。
蝶つがいを付ける時は、(単純にネジ止めするのではなく)門柱側と門扉側に埋め込むように溝を掘ってやると頑丈にしっかりと取り付けることができます。
【木製の門扉】引き戸レール(戸車のサビ) 木製の引き戸タイプの場合も、戸車がサビていると、音がしたり開け閉めがスムーズに行えなくなります。軽いサビならワイヤーブラシかサンドペーパーで簡単にサビ落としが可能なので、その後から油をさしておきます。また、サビがひどい場合は戸車ごと交換した方が無難です。
交換の方法ですが、まず引き戸を逆さにして、木ネジを外します。もしもネジ穴が傷んでいる場合は、木片を接着するなど補修した後から新しい戸車を取り付けるようにします。
【木製の門扉】両開き戸のあおり 両開きの門扉では戸がキチンと固定されていないと、風にあおられる度にうるさい音をたてます。それで、そのまま放っておくと蝶つがいに負担がかかり、やがて抜け落ちてしまうことになります。
補修の仕方としては、まずは門扉の中心部の下に落とし金をドライバーで取り付けます。落とし金の下には、鉄パイプが入るだけの穴を掘って埋めてやります。こうすることで扉の一方が落とし金によって固定できるので、もう一方とは掛け金によって連結させるようにできます。
【木製の門扉】塗装のはがれ 木製門扉も、塗装をこまめにしてやると非常に長持ちしてくれます。塗装の方法自体は一般的な木材塗装と同じですので、市販の塗料で定期的に塗装するようにしましょう。