【 雑草の種類 】 |
雑草は育てたい草花や庭木の養分を横どりしてしまう
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雑草は、生命力の強い植物ですから、少しでも土があればどこにでも生えてくるガーデニングで一番厄介なしろものですね。
コンクリートのわずかのすき間からも、たくましく茎葉を伸ばしてきて悩まされてしまいます。 まして、植物の育ちやすい土づくりをし、栄養豊かな肥料をたっぷりとほどこした花壇などでは、コレ幸いにはびこります。
ちょっと目を離すと、せっかく種をまいたり苗を植えつけた草花や野菜が見えなくなるくらいに、勢いを増してしまうのです。 そればかりか、自然の中でたくましく育つ雑草は、蝶よ花よと育てられ改良されてきたひ弱な「温室育ち」の草花よりもはるかに生命力が旺盛ですから、幼苗を植えるとすぐに枯らしてしまいます。 |
雑草の種類から土の性質はわかる |
こうした雑草の生え方をよく見ていると、いつも同じ種類のものが勢いを見せているとは限りません。 そのときの自然環境の変化によって、前の年とは違う種類がはびこることもあります。
また、土の酸度によっても雑草の伸び方が違います。 酸性が強いとオオバコやハハコグサ、スギナなどがよく見られるようになります。 これらは、酸性に強い雑草なのです。
そういう意味で、土づくりをする前に、どんな種類の雑草が生えているかを見ることによって、土の酸度を確かめることができるといえます。 酸性に強い雑草が多いようならば、その土は酸性に傾いていることになり、苦土石灰などを入れて酸度調整を行なわなくてはなりません。 逆にいえば、雑草は土の酸度を知る指針となるわけですが、雑草のメリットはせいぜいこれくらいのものです。
基本的には、雑草は、草花や庭木などの取るべき養分を横どりしてしまう悪者だと考えるべきです。 |