【 花木の剪定方法: ウメやモモ、サクラ類など 】 |
ウメやモモは花後早めに剪定する
|
ウメやモモは、前の年の春に伸びた枝に花芽がつくというタイプです。 花芽をつける時期は夏ですから、「11月に落葉後、花芽を確かめながら3分1くらいを切り詰める」のがポイントとなります。
また、芽が三つついている場合は中央が花芽、その両側に葉芽がつきます。一〜二つの芽しかない場合は、ともに葉芽です。 ウメの花芽は、枝元から先端までつきます。そのため、ある程度強く切り込んでも、花芽が残ります。
モモの花芽はウメとは逆で、数個つく両側の二つが花芽となります。剪定は枝元から10p程度、2〜3芽ずつ残して切ります。 実をとる場合は、日当たりを充分に確保できるように注意する必要があります。 |
ボケはかなり思いきって切り込める |
ボケは古い枝でも、短い小枝を伸ばして花が咲きます。 従って、花後に大きく剪定することができますし、さらに秋になってもう一度刈り込んでも平気です。2度の剪定で、かなり自由に形を変えられます。 |
サクラは原則として剪定は行なわない |
ウメやモモ、ボケと同じバラ科でも、サクラは原則として剪定は行ないません。
切り口から病菌が入りやすいことがその理由です。しかし、病気におかされた枝などは切り取らなくてはなりません。 そのときには、作業後すぐに、切り口を接ぎろうでふさぎ、病菌が入り込まないようにしておきます。 |