| 【 それでも芝庭を維持するには 】 〜 ガーデニング・デザインとしての芝生を考える 〜 |
芝生庭のメリット |
・景観の点だけでなく芝の庭のメリットを考えると、(土の庭と比べ)冬季は暖かく、夏季には涼しくなる点があります。特に夏場では地面に反射する強烈な日光を和らげ、庭だけでなく家の中に反射して入ってくる光まで和らげてくれる効果があるのです。
・土のままではぬかるんでしまうような庭も、芝生があればそこにぬかるみが出来るのを防いでくれます。 ・強風の雨の日などでは庭の土が跳ね上がって家やバルコニーを汚したり・・が無くなりますし、また土砂そのものが流れ出したりしなくなります。 |
芝生に最適な環境 |
・なんといっても陽あたりが良いことが最も重要なポイントです。芝生は生き物ですから、強く育っていない庭の芝では簡単に病害虫にやられてしまいます。さらに言えば、水はけが良く、水もちがある程度ある庭の方が植物の成長には良いとされているのです。 また、芝生は「高温多湿」を嫌う植物なので、ホームセンターで購入する際にも、日本芝と西洋芝のどちらが自宅の庭に適しているか等々を考える場合には、その土地の気温(と水はけ)を考慮して芝を選択する必要のが良いでしょう。(※日本芝は〜35度まで、西洋芝では20度くらいの気温が生育適温です) |
芝生の管理 |
芝もまた庭の樹木と同じように成長していったり、枯れていったり、と維持するためには日々の管理が必要です。四季がある日本では気温の変化が激しく、芝生を張った後の管理がより重要となるのです。
たとえば、日光は根の部分にまで充分に差込みませんので、少し芝を刈って光が根に近い部分に当たるようにしたり、適度に肥料をまいて栄養補給するなどが必要になります。 さらには、土地と芝生の間に、少し空気を入れてやることで、土中の環境が知らぬ間に崩れていくのを防ぐことも重要な作業となります。 |