【 病害虫の対策 】 |
芝生にも病気や害虫が発生します。 病気の症状はさまざまですが、結果的に芝の生育不良を引き起こしてしまいます。 主な病気の症状は次のようなものです。 |
春はげ症 |
部分的に芝の生育が不良で、その部分がはげたようになる病気です。
原因は二つあり、一つは病原菌によるものがあります。 これならば、殺菌剤をまくことによって生育がよくなるはずです。
殺菌剤をまいても症状が回復しない場合は、病原菌ではなく、芝の育て方そのものに原因があります。 この場合は、正しい張り方をしているかどうか、肥料は適切に施されているか、エアレーションをやっているかなどに関わってきます。
正しい管理を行なうことによって、生育は促されます。 |
雪腐病 |
積雪の多い地域に発生しがちな病気です。
雪が解けると芝生が枯れたようになってしまい、黒か褐色の小さい斑点が現れます。
芝が生育すると治ってしまいますが、そのままでは毎年発生します。 これを防ぐには、雪の降る前に市販の薬剤(「キノンドー」などの銅剤)を散布します。 |
さび病 |
葉に赤褐色の斑点ができ、そこから胞子を飛ばします。
殺菌剤(「ベンレート」「トップジンM」など)を散布して防除することができます。 |
・・・・このほかにもありますが、ほんとうは病気の発生前に予防することが大切です。 そのためには、まず、冬期に乾燥させないということです。 また、ふだんから日中に水やりを定期的に行なうことも大切です。 そのほか、雑草とりや定期的な刈り込みなどの管理を適切に行なうことも発生の防止につながります。
薬剤を利用して病気の発生を予防するには、その年の生育が始まる前の2月ごろ、「キャプタン」などの殺菌剤を全面に散布する方法があります。 |