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【 ノミの種類:初心者庭づくりDIY 】

<穴あけ作業の必需品・ノミ>

木工DIYで欠かせないノミは、穴を彫ったり、板を欠きとって組み手をつくりだすときに使う道具で、大きく分けると叩きノミと突きノミに分類できます。

叩きノミは柄の先に金属のカツラがはめてあって、柄頭をゲンノウで叩いて使いますが、突きノミにはカツラがありません。
追入れノミ 最も一般的なノミとなります。
刃先が薄く、浅い穴や木材を欠きとるときに使います。刃幅は3ミリから30ミリまで数多くの種類があります。
向う待ちノミ ホゾ穴や溝を彫るときに使う、刃先が厚いタイプのノミです。
刃幅は3ミリ〜9ミリまでとなります。

同じ形で刃幅12ミリ〜18ミリのものは、とくに叩きノミといい、柱や梁の加工に使われます。
外丸ノミ 丸ノミ刃形が外に丸く出ているのを特に外丸ノミといい、木材に丸みをつけるときに用います。
逆に、刃形が内側につけられているのは内丸ノミで、丸いくぼみを彫るのに使えます。
突きノミ 初心者DIYでも(追入れノミと一緒に揃えておきたいのが)突きノミです。
細長い柄を持ち、穴あけ作業の仕上げを行なうのに便利です。
しのぎノミ 突きノミの代表格。穂が三角状になっていて、菱形や三角の穴の鋭角部をさらうのに便利です。

【 ノミの使い方 】

叩きノミの使い方 @ノミの持ち方と打ち方

左手でノミのカツラのすぐ下を軽く握り、右手のゲンノウで柄の先に垂直に当たるように打ちおろします。
※柄ではなくカツラを叩くと正確に打てませんから、柄がカツラの上にくるようにしておかなければなりません。


打ち方の基本は、横打ち、縦打ち、斜め打ちの三つです。

◎横打ち
木目に直角、板に垂直にノミを使います。
刃表を加工する穴の方に向けて、ゲンノウで強く叩きます。
◎縦打ち
木目に平行、垂直に打ち込みます。
横打ちのように強く叩かないこと。強く打つと材料が割れるからです。とくに薄板は要注意です。
◎斜め打ち
木目に対して直角方向からノミを寝かせて打ちます。
木クズをさらうときのテクニックです。



Aホゾ穴の彫り方

スミつけした線の中央に向う待ちで打ち込みます。
次に、できた切り込みに向かって斜め打ちします。この動作をくり返しながら、スミつけの2〜3ミリ手前まで彫ります。
こうすると、スミつけ線を越えたキズが材料に残りません。
そして、底もだんだん深くし、予定のところまで彫り込んだら、最後に寸法線に合わせます。

※刃幅はホゾ穴の幅よりやや小さめのものを使うと便利です。
突きノミの使い方 突きノミは、右手で柄を握り、左手で首のあたりを軽く押さえて、前に押しながら削ります。

刃裏を上にすると薄く削れ、刃表を上にすると切り込みが深くなります。
突きノミを使うときにやってはいけないことは、材料を固定しようとしてノミの刃先の方向に手を置かないことです。木材はクランプでとめるか、足や腰を乗せて、しっかり固定しておきましょう。



ノミの選び方

ノミは彫る穴の大きさに合わせて使うものですので、一本で全てがまかなえるという訳にはいきません。
初心者DIYであっても日曜大工には、9ミリ、15ミリ、24ミリの追入れノミは揃えておきたいところです。
その他、用途に合わせて、必要なものを用意しましょう。

@穂と柄がまっすぐなもの
柄から穂にかけて、まっすぐなものを選びます。
Aカツラの状態を見る
新しいノミは、カツラが柄の上にちょこんと乗っています。できればカツラにゆるみがなく、柄がカツラの上に出ているものを選びます。

【 ノミの手入れ 】

常によい切れ味にしておくには、ときどき刃先をといでおく必要があります。

刃幅が狭いので、砥石に対して斜めにとぐのがポイントです。
砥面に刃先を密着させ、切れ刃が丸くならないように注意してください。

ノミは使い終わったら、必ず油でふいておきます。


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