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【 手入れが楽/維持管理が簡単な 】

庭は建物と違って、庭づくりを終えたとき庭が完成するのではなく、育ち続ける木や草があることを忘れてはいけません。
庭を美しく保つためには、四季折々の維持、管理や散水、除草、清掃、病虫害の防除、枯れた花がら摘みなど、日々の手入れが必要になります。
<庭は維持・管理を考えてつくる>

計画するときは、後々のことをよく考え、管理しやすく、手人れの楽な庭づくりをしなくてはなりません。
青々とした芝生は美しく、和洋どちらの庭にも調和して、費用も比較的安くあがるのでよく使われますが、常に美しく保つには手人れが大変です。
なかでも芝生の中に配置されたステップや飛び石は、眺める分にはお洒落で美しいのですが、その周辺は芝刈機が使えないので、芝刈りの都度、手作業で刈らなければなりません。
芝生の庭にはできるだけ余分なものは取り入れず、刈りやすいようにするなど、手入れが面倒にならないようにしたほうがよいでしょう。

池や流水のある庭は、ゴミの清掃や新鮮な水の補給が必要です。
水が腐ったり、淀んだ水では池の価値も半減してしまいます。
魚が見えるように「ろ過設備」をきちんとしておかなければなりません。

木を植えるときも、手問のかかる木ばかりを植えると、手人れに必要な経費は大変なものになります。
また、庭木や草花は台風対策、霜や雪などに対する保護対策も必要です。
その他、竹製や木製のものは傷みも出るので、頻繁に塗装をやり直したり、ものによっては3〜5年に一度は取り換えが必要になります。
このように、庭を常に美しく保つには、それだけの手間や努力を要しますから、庭づくりを目的に応じてうまく区分し、それぞれのテリトリーが守られ、単純にゾーニング(地割り)された庭のほうが、複雑に入り組んだデザインの庭にするより管理が容易です。

また、石畳、張り石、洗い出し、タイル張りなど、テラスを含めて舗装された面の多い庭も管理は楽です。
ただし、つくるときに相当の費用がかかります。
その点、敷き砂利の庭は、まく砂利の種類によっても違いますが、安価に仕上がります。大きめの石をまくと掃除が大変なので、1cm以下の細かいものを選ぶとよいでしょう。
土の上に直接敷くと次第に土と混じって美しさが保てません。下地は薄くても遮光シートを張ったりコンクリートを打っておくと管理が容易になります。

どんな木を植えるかも大切です。
都会での庭づくりは敷地の狭さもあり、隣り近所との関係も考慮して、あまり成長の早い木を植えるのは避けたほうがよいでしょう。
住宅の庭に植える木は、成長が遅く、あまり大きくならない木で、剪定に強く、欲を言えば美しい花を咲かせ、病虫害にも強いものが理想です。








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