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【 家庭菜園:ベジタブル・ガーデン 】

観賞目的だけでなく、野菜を育て収穫し食べる楽しみも加わる家庭菜園ベジタブルガーデン)は、それほど広い場所がなくても、じゅうぶん楽しむことができます。ただし、庭である以上、実った時の実の色や、咲く花の色なども考慮して、美しい野菓の庭にしたいものです。

大人もそうですが、特に子供たちにとっては自分で育てた野菜を収穫し、家族みんなで食べるのはとても楽しく良い経験になります。
それに最近では小さなスペースでもコンパクトな野菜が収穫できる品種苗やタネが園芸店やホームセンターに並ぶようになり、初心者でも簡単にベジタブル・ガーデンが造れるようになりました。
ベジタブル・ガーデンのポイントー1 野菜は草花類と違い、肥料食いなので、土作りはしっかりと行いましょう。

野菜用のベースの土は「黒土」になります。野菜用の培養土でもかまいません。そこへ、珪酸塩白土を少々と腐葉土を全体の1割混ぜます。
鉢植えの場合は、腐葉土は手で良く揉んで粉々にしてから混ぜるようにします。さらに元肥を施して苗を植えつけます。基本的に、野菜は土が多ければ多いほど良い環境ができるので、植え込みすぎないよう注意しましょう。。
ベジタブル・ガーデンのポイントー2 ベジタブル・ガーデンのデザインを考える時、草丈が伸びる野菜は日陰をつくるので、周りの野菜に影響がない場所に配置します。野菜は草取りや手入れ、収穫など、作業が頻繁なので(少し大きなガーデンになった時には)必ずあぜ道を確保するようにします。

【 構成を考える 】

食べるだけでなく日々見ていて楽しい野菜の庭にする為には、全体の植えつけレイアウトを検討する必要があります。 また、一種類の同じ野菜をたくさん植えるよりは、多品種を多数植えた方が成長過程も沢山観察でき、ガーデンとしての楽しみも増えるものと思います。

春に栽培をはじめる野菜の多くは、大半が初夏から秋に収穫されるものがほとんどです。太陽の光が充分に当たるように株と株の間も十分とって植え付けます。
ナスやピーマン、ミニトマト、オクラなどは、幼苗時は小ぶりでも生長とともに大きくなりますので、植えつけの本数は少なめにしておきます。バジルやモロヘイヤなどは、栽培時に温度が必要なので、ある程度気温が落ちま着いたら、タネを蒔いて育てるとよいでしょう。

晩夏から栽培をはじめる野菜は、寒さに当たって甘みを増すものや、寒さ除けをしないと傷みやすい野菜など様々です。育てる場所や野菜の種類にあわせて、マルチングシートを敷いて、地中の寒さ除けや乾燥防止対策をしておきましょう。 キャベツ、ハクサイなど、育つと大きくなるものは広めの場所が必要ですが、ホウレンソウやシュンギクなどの葉菜類は、狭くても多くの収穫が望めます。庭の栽培スペース/畑の大きさにあわせて計画を立てると良いでしょう。

【 土作り 】

基本的な土作りは、苗やタネまきをするーケ月ぐらい前から始め、作付け2週間前までには終わらせておきます。
土を充分に掘り返し、腐葉土や珪酸塩白土、元肥を入れます。更には、酸性/アルカリ性のチェックを行って酸性に傾いている場合は、石灰を混ぜてアルカリ性に近づけておく必要があります。

実の収穫だけでなく、野菜の花をも楽しむベジタブル・ガーデンでは、生育途中の花も楽しみの一つにすることができます。
あまり有名なコトではありませんが、トマトやピーマン、キュウリなど、ナス科の野菜は星型の可愛い花が咲き、オクラやズッキー二は、鮮やかな大きな花を咲かせます。このようにベジタブル・ガーデンは、離れた場所にある畑と違って、生育途中の姿も手軽に観察できるのが魅力となることでしょう。

【 コンパニオンプランツ 】

コンパニオンプランツとは、一緒に植えると、生育がよくなったり、病害虫を防いだりする植物の組み合わせをいいます。
例えば、マリーゴールドは、ダイコンやマメ類などを食害する、ネコブセンチュウを防ぐ役割があります。トマトとバジルを混植すると、トマトにつく害虫を防ぎ、トマトの風味をよくしてくれることも知られていす。こうした組み合わせは、野菜と野菜、野菜とハーブ、野菜と草花など、様々なものが存在するようです。

ただしこれらの組み合わせ効果は絶対的なものではないので、農薬をできる限り使わずに野菜を育てたい方は、挑戦されてはいかがかと思います。

(特に野菜に限った話ではありませんが、)野菜を育てる時の虫や病気の被害はつきものです。もちろんホームセンターなどで市販の農薬を購入して使えば、確実に効果が期待できますが、自分の家で収穫する野菜には「できるだけ農薬は使いたくない」と私などは思います。
ですので、病害虫を防ぐ為の工夫として、前述のコンパニオンプランツに加え不織布をかけたり、手作りの液体を散布するなどして、ある程度は防ぐ努力を行いましょう。また薬の力だけでなく、風通しや陽当たりのよい場所に植えることで強い株に育てることも重要なポイントです。












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