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【 外構や庭の目隠しを考える 】

・ガーデニングの悩みとして多いのが、目隠しだと言われています。天気の良い休日に素敵な庭でのんびり過ごしたい/バーベキューとかしたい・・と思っても、道行く人や近隣から丸見え状態では、とてもとてもリラックスできませんね。
フェンスで目隠し
近所付き合いあってこその快適ライフ 庭で過ごしたくても人目が気になる・・・だったら即座にフェンスで目隠しすれば良いかと言えばそうはいきません。特に、(自分の庭の敷地だからと)お隣との間に”ある日突然"フェンスなんか建ててしまっては、日あたり・風通し・圧迫感など・・お隣に不快感を与え思わぬトラブルに発展する可能性だってあるからです。つまり、自分中心に「庭の目隠し」を考えてしまっては近所付き合いに支障をきたす結果となりうる点は充分考慮しておく必要があります。
防犯面も考慮すべき 庭や敷地の空間は当然ながらプライバシーを守るべき場所なのですが、外から見えない/見られないということは、実は防犯上はあまり好ましくありません。たとえば、庭や外構周りを完全な目隠し状態にするために、背の高いフェンスを張り巡らせると、(確かに他人からは様子が見えなくなりますが)空き巣ドロボウにとっても逆に狙いやすい環境になります。
ですので最も理想的な形は、「庭に誰かいるのはわかる」が「鮮明に身なりや様子はわからない」程度の目隠しであり、たとえば(道路に対しては)樹木の生垣などが代表的なおすすめ例になります。お隣との境に樹木を植えると枝が隣の庭へ伸びた場合の剪定や落ち葉など別の問題が出てきますので、(たとえば下欄のつる性植物など)圧迫感のない素材で日常管理がしやすい"フェンス代わり”のものがおすすめです。
このように目隠しの効果と、防犯の役目の両方から検討するよう心がけましょう。
樹木で目隠し


【 樹木を植えない外構や庭の目隠し 】

外構や庭のデザイン上もしくは立地条件などで外構に樹木を植えない場合ですが、フェンス自体につる植物を絡ませるとある程度の目隠しになります。
つる性植物を植える

生い茂ったつる植物で目隠し
特に、(我が家の庭・外構でもそうですが)フェンス側は土の部分が少なく、樹木を植え込んで育てるスペースは限られています。そんな場所には、狭くても育てやすい「つる性植物」を植え付けてフェンスに絡ませればお洒落な目隠しとして良いでしょう。
樹木ほど幅をとらないで、立体的に仕立てられ、花を楽しむこともできるので、庭やフェンス周りが開放的な明るい雰囲気になります。

つる性植物には、つるを自ら巻きつけていくものもあれば、誘引が必要なものなど、種類によって様々です。
注意点としては、つる性植物の特徴として上へと成長していく性質があるため、フェンス下部が見えやすくなる点があります。それを防ぐには、下部にもこまめに誘引するか、数種類の植物を混植するこなどして下部を隠すようにしましょう。


【 目隠しに向く「つる性植物」 】

外構や庭の目隠しに向くつる性植物選びですが、性質が強健で、常緑のものや、花が咲くものが良いと思います。
外構フェンス等に利用しやすいつる性植物の基本的な条件として、常緑で強い風や日照にも強く、枝の分枝が多いもの等が挙げられます。目隠しを目的考えれば、常緑で丈夫であれば管理も容易で、また枝の分枝が多ければ密に茂って目隠しになるからです。
しかし、花を一年中楽しみたい場合は常緑性のつる植物だけでなく、落葉性の花の美しいつる性植物を混植することも可能です。
その場合、混植で特に気をつけなければならないコトは、種類によって繁殖力がそれぞれ異なるという点です。放任してしまうと生育状況の差が著しく、見た目の美しさせんていが損なわれるので、誘引や剪定などの手入れが必要です。


<花が美しく育てやすいつる性植物>
スイカヅラやビナンカズラ、ムベ、ジャスミン類、クレマチス類、ツキヌキニンドウなど




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