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【 庭・砂利の敷き方/手順 】

和風の庭では「枯山水」のように砂利を敷いて水の流れを表現する手法などもありますが、一般的な家庭ではまずそんな手間のかかることはしませんし、最近では和風の庭自体も少ないでしょう。
砂利というと少し前までは使用するだけで和風庭のイメージでしたが、砂利の種類も豊富になったことから“逆に洒落た洋風の庭”を演出できるようになり、芝生などに代わって敷かれることが多くなっています。

我が家の庭も最初は芝生を敷いていましたが管理の手間がかかりすぎるため思い切って砂利を敷き詰めています。
ここでは単純に砂利を敷く手順を紹介しておきます。
雑草などの除去 <砂利の敷き方-1>

ガーデニングで庭の特定の場所に砂利を敷く場合、まずやっておく必要があるのが雑草の除去です。
これをやっておかないと砂利を敷き詰めた後から、そこらじゅうに雑草が顔を出してくる事態に陥ることがあります。

雑草駆除が終わったら今度はその土地の下地を固めておきます。当たり前のことですが、耕した直後のような状態の下地に砂利を敷き詰めると、土と砂利が混ざってしまうのでしっかりと下地を固めます。
※下段に紹介する遮光シート/除草シートを張るためにも下地固めは必要です。


<砂利の敷き方-2>

下地が固まったら、その上に市販の遮光シート/除草シートを敷き詰めます。
遮光シートはその名の通り「光は通さないが、水や空気は通す」性質のシートなので、除草にはある程度効果があります。※安価な遮光シートは光の透過率が高いので、効果があまり期待できないものもありますのでご注意ください。

遮光シート/除草シートの張り方で注意すべきは@シートが撓んだり波打って下地とシートに隙間ができないようにすることと、A薄いシートは効果が低いので、できれば厚手のもか/二重にシートを張るようにし、B周辺部分もしっかりと庭の形状通りに切りそろえることです。


※遮光シート/除草シートは効果的ですが100%雑草を除去できるものではないので過信は厳禁ですね。ただ、仮に雑草が生えてきても、根が地中深くまで伸びていかないので簡単に抜き取ることができます。
<砂利の敷き方-3>

さて、ここまで完了したら後はお好みの砂利を敷き詰めるだけとなりますが、どんな砂利をどのくらい敷き詰めると良いでしょう。

検討のポイントは「砂利の大きさ」です。後々のメンテナンスを考えたとき、3cm以上の大きな砂利を使った場合には、隙間に溜まった落ち葉や塵をホウキではうまく掃けなくなります(※掃除器ブロアーなどが必要になります)。したがって管理面からすれば、6mm〜1cm程度の細かい砂利の方が圧倒的に手入れが楽になりますよ。

敷き詰める量は最低でも高さ3cm以上は欲しいところです。砂利は人が通る度に周囲に押されてしまうので、あまり薄く砂利を敷き詰めてもスグに下地が見えてきてしまいます。
逆にあまり高く大量の砂利を敷き詰めてしまうと、今度は非常に歩きづらくなりますので適度な量に留めておきます。
<砂利の敷き方-4>

上の写真は我が家の庭の状態ですが、砂利だけでは非常に歩きづらいため、レンガでステップを作り動線を確保しています。
このように砂利を敷いても和風な印象になることもありません。
<砂利の敷き方-5>

一方こちらは和室の前に飛び石を置き、そこへ玉砂利を敷き詰めたものです。
角が取れた玉砂利でしかも比較的大粒であるため、和風の雰囲気がする砂利庭になっています。












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