【 植物の増やし方アイデア情報 】 |
まずは良質の種を選ぶ
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<種を水に浸けてみる>
市販されてる種はほとんど心配ないのですが、家庭で採取した前シーズンの植物の種をまくとき、中には成長不良をおこす可能性がある種を含んでいる点に注意します。見かけで選んでも良いのですが、一番簡単な方法は「種をすべて水につけてみて、底に沈んだ種を合格」とすれば、品質の良い種を選別することができます。 |
皮の硬い種をまくとき |
<水につけて皮を柔らかくする>
皮の硬い種(アサガオやスイートピーなど)の植物はそのままでは自力で発芽できないことがあります。このような種は一晩水につけて皮を柔らかくしてから種まきするようにします。または、カッターやヤスリで少し皮に傷をつけて発芽する場所を作ってやるのも良い方法です。 |
小さい種はベビーパウダーを |
<小さな種をまく前に目立つようにする>
ごく小粒の種をまくときに、土に落としてしまうと何処に落としたのかわかららなくなり、その部分にかたまって発芽させてしまうことがあります。これを避けるには、小粒の種をまく前にベビーパウダーをはぶして、仮に落としてもはっきり見分けられるようにしておくと平均して種まきができるようになります。 |
種まきの後は日陰に置く |
<発芽する前の乾燥は大敵>
種まきしたばかりの苗床を日なたに置いておくと乾燥してしまって発芽しません。植物は成長過程で日光を必要としますが発芽前の種は逆に乾燥する恐れがあるので、種をまいたら乾燥しないよう新聞紙で覆って霧吹きで湿気を与え、日陰で管理するようにしましょう。それで発芽したらはじめて新聞紙を外して日なたに置きます。※発芽後に日陰に置いておくと今度はひ弱な苗にしかならないのでご注意ください。 |
プリムラやペチュニアの種まき |
<光を好む草花の種をまくとき>
一般的に草花の種をまく場合、指で穴を開けて種を落とし、その上から土をかぶせると思います。ただし、光を好む植物(プリムラやペチュニア)などは、普通の種まきのように上から土をかけることはしません。かわりにビンの底や板切れなどで表面を軽く押さえておくだけで良いのです。 |
カビが生えた球根にビタミンB1 |
<ビタミンB1で傷んだ球根を復活>
保管しておいた球根がシワシワになったり、カビが生えたりしていたらビタミンB1溶液を使うといいですよ。まだ柔らかくなっていれさえすれば、(カビの場合は皮をむいてから)市販の溶液を説明書を参考につくりその中に3〜4時間浸しておき、取り出したらスグ植えつけるようにしましょう。 |
球根の花が終わったら、葉は残す |
<新しい球根を上手に育てるには>
花が咲いた後の処置を正しく行なうと、新しい球根もよく育ち、翌年にも花を楽しむことができます。それは、花が咲き終わったら早めに花がらを摘んでおくことで、その場合には葉を残しておきます。花が咲き終わったら葉で養分が作られ、その養分を球根が吸収して育つので、花が終わったからといって全てを取り除いてはいけませんよ。 |
生育が旺盛な茎・枝を選ぶ |
<さし穂は生育旺盛な茎や枝で>
さし木で植物を増やすときのポイントは、よいさし穂を選ぶことです。一般的には日あたりの良い南に位置した茎や枝で、株の下のものよりも上の方のものが元気が良いはずです。ただ適度に硬さがあるものを選ばないと、あまり若い茎では腐りやすいので注意ください。 |
さし穂は水揚げする |
<さす前に水揚げしてから土にさす>
葉が多い場合には、下葉を切って2〜3枚程度残しておきます、また葉が大きな場合には蒸発を防ぐために、葉を半分程度の大きさに切っておきます。そのあと水を入れたコップにこのさし穂を入れ、約1時間つけて水揚げします。ただ、切り口が腐りやすいので1時間以上は水につけないようにしましょう。 |
さし穂はカッターナイフで切る |
<切り口をスパっと切る>
さき木で株を増やすとき、さし穂の状態が悪いと成長しませんが、一番の原因は切り口がつぶれて水分を吸収できないことです。ハサミで切ってしまうと切り口が圧縮されてつぶれてしまうので、カッターナイフで切るようにします。 |
さし木のあとはビニールをかぶせる |
<乾燥を防ぐためにビニールかけし発根を促す>
ビニールをかぶせることで湿度を保つことができ、早く発根してくれますし、ビニールによって風がさし穂を微妙に動かしてしまうのを避けることができます。ただし、たまには新鮮な空気を吸わせるようにビニールを取ってやることを忘れないでください。 |
株分けは3つに分ける |
<株分けは一株を3つ程度に分ける>
株分けの時は親株をあまり細かく分けずに、一株を3つくらいに分け、その分けた一株につき3〜4つの芽がつくようにすれば良いです。根数が少ないと株分けした後の生育が悪くなりますのでご注意ください。 |
株分けは手で行なう |
<切り口の細胞がつぶれないよう注意>
株分けを行なうときのポイントは手を使うことです。ハサミなどの道具に頼って行なうと、切り口が刃物で押しつぶされてしまいます。 |
太い根の株分け後の処置 |
<切り口に保護剤を塗る>
ツツジやシャクナゲのような根が太く硬質な植物を株分けするときは、切り口が癒合組織でふさがってしまいます。そのような場合には、保護剤を分けた株の切り口に塗っておけば大丈夫ですよ。 |