【 球根の植え方 】 |
深さ・間隔ともに球根2つ分あける
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球根の植えつけで、最も注意しなくてはならないのは植えつける深さと間隔です。一口に球根といっても、それぞれに生育の特性がありますから、厳密にいえば、特に深さは球根ごとに違ってきます。しかし一般的にいって花壇などの露地植えの場合、「深さ・間隔ともに植えつける球根二つ分あけて植える」という原則で植えつけることができます。ただし同じ球根植物でも、ユリだけは例外となっていますから注意してください。 |
コンテナ植えでは根の生育スペースを確保 |
プランターや植木鉢などのコンテナに植えつける場合は、上記の原則に当てはまりません。根の生育するスペースが限られているため、できるだけ浅く植えるようにしなければなりません。「球根の上部が隠れる程度の深さに植える」コンテナへの植えつけは、これが原則です。ボリューム感を出すために密植する場合でも、深さについては、露地植えでもコンテナ植えの場合でも、原則を守って植えつけることが必要です。 |
ユリは球根の大きさの4〜5倍の深さにする |
ユリは、一般的な球根植物の生長のプロセスとは異なっています。ユリの球根を植えると、下から「下根」を伸ばします。下根は、主として株を支える働きをします。さらに、球根の上に伸びていく茎から横に「上根」を伸ばします。上根は、主として養分を吸収する働きを担っています。このような特徴があるため、ユリの球根を植える場合には、上根の伸びるスペースを確保する必要があることがわかります。また、株そのものがかなり大きくなりますから、株の間隔も広めにとる必要があります。「ユリの球根は、球根の厚味の4〜5倍の深さに植える」ユリの球根を、花壇などの露地に植える場合は、このことを原則とします。 |
ユリの球根は深いコンテナに植える |
ユリの球根は、上根の伸びるスペースを確保するために深く植えなくてはなりません。そのため、プランターや植木鉢などのコンテナで育てる場合には、できるだけ深いものを利用する必要があります。植木鉢に植える場合は、できるだけ腰高のものを使います。大型の観葉植物用の鉢などが適しています。植えつける深さは、大型観葉植物用の鉢の場合、鉢の中間ぐらいとします。 |