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| 【 雑草の種類と対策 】 |
庭での雑草の位置づけ |
雑草というのは、農業の分野ではかなり厳密に種類が決められています。 基本的には作物の生育を阻害する植物として位置づけられています。
これに対して、庭での雑草の位置づけは、“鑑賞の対象となるかどうか”で決まります。たとえば、春に咲くタンポポでさえ、まとめ植えすると異色の花壇ができるかもしれません。 要するに、観賞しようとする草花以外の植物が雑草=不要な植物だということになります。 |
一年草・ニ年草よりも多年草に悩まされる |
雑草対策で最大の方法は、1週間に1回でも庭に出て、見つけしだい抜くということです。
春に生育する一年草・二年草の雑草は、このやり方で解決できるでしょう。 問題となるのは、その後に生育する多年草です。 これは、根茎を地下に伸ばしてそこから発芽してきます。 ですから、あっという問に広がってしまいます。
多年草は、地上に出ている部分を抜くだけでは根絶できません。 根茎が少しでも残っていると、再びそこから発芽していつまでも「イタチごっこ」が続きます。 |
市販の小型の「三角ホー」を使ってかきとる |
雑草をとるときは手で抜きとる方法もありますが、園芸店やホームセンターなどで市販されている小型の「三角ホー」を使うと便利です。 片手で持って、カマで刈るようにかいていきます。
一年草や二年草の小さいうちならば、表面を軽くかく程度で、根も取り除くことができます。 多年草のように、地中に根茎がある場合は、根元の部分に少し突き立てるようにして引き上げると、根茎もずるずるっと出てきます。 これを切りとらずに地中にたぐっていき、できるだけたくさん根茎をとるようにします。 |
雑草で堆肥づくりをするときは要注意 |
雑草を大量に刈りとったときに、それを積み上げて堆肥にするという例をよく見かけますが、注意しなくてはならないことが一つあります。
堆肥の材料にするときは、種ができる前に刈った雑草を使うということです。 雑草は生命力が旺盛ですから、種は堆肥にした場合でも生き残り、施したところで再び発芽してきて悩まされます。 |
【 雑草対策のポイント 】 |
根こそぎ引き抜くこと
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雑草対策ということになると、その方法は、基本的には二つのやり方しかありません。 一つは「ただひたすら抜く」ことであり、もう一つは「薬品を使う」方法です。
雑草を抜くポイントは、必ず根こそぎ抜くということです。 雑草は非常に生命力が旺盛ですから、根が少しでも残っているとまた生長してしまいます。 まして、カマなどで「草を刈る」程度では、地表部分を取り除くだけですからまったく意味がありません。 これらの用具を使う場合でも、必ず土の中へ差し込み、広範囲に広がっている地下茎や根も一緒に取り除いてください。 |
種ができる前に抜いてしまうこと |
雑草とりでは、もう一つ注意したいことがあります。 それは、種ができる前にとることです。
種ができてしまうと、たとえその雑草を抜いたとしてもこぼれ種によってふたたび発芽してしまいます。 それも、より広範囲に広がってしまいがちです。 また、雑草を堆肥の材料として利用する人をよく見かけます。 しかし、この場合も、種ができる前に刈った雑草を利用しなければなりません。
種ができていると、たとえ堆肥化しても生き残った種から発芽してしまいます。 |
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