【 種類別:株分けポイント 】 |
ドイツスズラン
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ドイツスズランの芽は、花芽と葉芽があります。株分けを行なうとき、これをしっかり頭に入れておかないと、葉芽ばかりをつけて分けてしまいます。この株からは葉ばかり伸び、花が咲きません。花芽と葉芽は大きさが違うので、すぐに区別をつけることができます。どうしても葉芽だけになる株は、区別して別の場所に植えるなどします。 |
アルメリア |
アルメリアなどは、太い根が1本伸びています。このような植物を分けるときは、根の上部から下部の先端までを一気に裂くようにして引き裂きます。株の根元の部分で分けないことがポイントです。植えつけるときには、根が長いので深植えにします。 |
シバザクラ |
シバザクラなどは、根が密生していますから、ほぐすようにして2〜3本ずつの苗に分けていきます。植えつけるときは、それぞれを寝かせて伏せ込むように浅く植えることがポイントです。 |
アイリス類 |
ジャーマンアイリスなどは、株分けを行なう時期でも、葉が元気に育っています。このような場合、株分けを行なうと根からの養分や水分の吸収力が弱まるため、葉からの水分蒸散量との間にアンバランスが生じてしまいます。そこで、葉からの水分の蒸散を抑えてやる必要があります。株を掘り上げて株分けを行なったら、葉を全体の長さの半分ほどまでに切り詰めます。これによって、根とのバランスが保たれるわけです。 |
シヤクヤク |
シャクヤクは、塊根/太い塊のような根になっています。掘り上げてみると、株のつけ根のところに、来年用の新しい花芽(ふっくらとした根)と葉芽(細い芽)が既にできているはずです。花芽を3〜4芽つけて分けるのがポイントです。植えつけるときには、芽の上に約5pぐらい土がかかるくらいの深さが適当です。 |