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| 【 植える植物を工夫する 】 |
時には珍しいものを植えてみる |
花壇というと、従来から定番の草花があります。春にはチューリップ、その後はアサガオの種まき。秋になったら、コスモスを植えたり、キンギョソウを植える……。 このサイクルを繰り返している限り、いつも変わりばえのしない花壇になってしまいます。
そこで、時には雰囲気を変える意味で、1年間統一したテーマで植物を選んでみるというのはどうでしょう。
ある年はブルーの花で統一してみるなんてのもアリです。 春から夏にかけては、花色がブルー→紺になるベチュニア、夏は青いアサガオ、秋はキキョウ・・・。花壇に目を向ければいつもブルー系の花が咲いているというのは、なかなか新鮮な感覚です。
また、いっそのこと、ハーブ花壇にするという手もあります。目ばかりではなく香りも楽しめるようになるのです。 |
コンテナを置くことも考えてみたい |
花壇は、草花を植えて育てるところと決まッているわけではありません。 発想を変え、一部にコンテナを置いてみてもいいのです。
階段状のスタンドなどを置き、鉢を並べます。周囲に石を置いたりすると、たちどころに立体的なロックガーデン然とした印象になります。
あるいは、大きな樽のコンテナに、背の高いバラのスタンダードづくりを仕立てて置いてみてはどうでしょうか。 それだけで、従来の花壇の印象が一新します。 |
| 【 花壇の形や構造を変える 】 |
計画は慎重に |
花壇そのものを改造するケースは、拡大する場合と、縮小する場合があります。 この二つのうち、作業としては拡大するほうが簡単です。縮小する場合は、縮めたあとの処理作業も必要となるからです。 ここでは、その部分には触れず、まず形の問題を考えてみます。
イメージを変えるために改造するのであれば、同じような形の花壇にしてしまうと効果がありません。 特に広げる場合には、一般の住宅では何倍もの面積にできるわけではありません。広く見せるための改造ならば、そのままのサイズでも、植える植物の配植の工夫によって見た目に広がりを持たせることはできます。 ですから、改造する場合には、例えばもとが四角形だったら、三角形や円形にするなど、形を極端に違うものにしたほうが得策です。
また、非常に入り組んだ形にすると、その分、確かに変化が出ますが、縁取りなどの作業が結構大変になります。 ある程度は単純な形にするほうが作業は楽になります。
改造計画を練るときは、以上のようなことを熟慮して設計するようにしたいものです。 |
縁どりも可能なかぎり印象の違うものに |
花壇を構成する要素としてもう一つ、縁取りも重要です。 例えばレンガを使う場合と、白然石を使う場合とでは、受ける印象がまったく違ったものになります。
大雑把にいって、和風にしたいのならば、白然石を使ったり、リュウノヒゲなどの地被植物を植えるなどするとよいでしょう。
洋風にするのならば、レンガやブロックなどが効果的です。 また、レンガやブロックなどは、今まで使っていたものをそのまま使いたいときには、並べ方を変えるなどすると印象が変わってきます。
これらの縁取りをする場合、古い縁取り材料を単に抜いて、そこに新しい縁取り材料を置くだけではなくて、いったん少し大きめに溝を掘って新しい材料を置き、埋め戻すようにします。 特に強度を必要とするところではありませんが、何かの拍子につまずいたときに崩れてしまうことがあります。 |
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