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| 【 手入れ:芝生を刈る 】 |
マメな手入れと管理が美しい庭の維持には必要ですが、芝庭の場合には(その見た目とは逆に)少々面倒とも思えるくらいの作業があります。
芝は、のびすぎると刈りにくく、また丈ばかり伸びると土中に日光が入らず、傷みの原因になりますので、まめに刈ることが大切です。
刈り込み時期は4〜11月の間で、回数は月2〜3回(生育の激しい7〜8月は週1〜2回)程度です。
見た目もそうですが芝生を刈るという作業は、根元までしっかりと光を当て、生育旺盛な状態にする目的としても重要な作業なのです。
刈り込みによって通風、日照条件が良くなり、雑草や病虫害の防除にも役立ちますのでガーデニングとしても重要です。
※少ない面積ならハンディタイプの芝刈りバサミや刈り込み機で充分ですし、広い面積なら持ち手のついた刈り込み機を購入したほうが楽でしょう。
そうして生育旺盛な状態になったところで、施肥をして栄養補給をしてやることにします。
さらに、根茎が生長を促すため、目土をかけてやることも忘れないでください。 |
一般的にいって、12月〜翌年4月を除いて月に1〜2回のべースで刈り込みが必要となります。 生育の旺盛な夏場は、もっと回数をふやします。 伸びすぎてから刈ると手間がかかるばかりか、トラ刈りになってしまいます。
芝刈りは、スペースが狭い場合は芝刈りバサミを使って行なえますが、普通は芝刈り機を利用します。 手押し式、電動式、エンジン式がありますが、家庭では手押し式で充分です。 芝刈り機は、つねに一方向に均一に動かします。 芝刈り機では刈れない狭いところや縁石沿い、入り組んだところなどは、手バサミやエッジカッターを利用します。
芝の刈り高は、地表から1〜2cmとします。 刈り終わった芝のくずは、そのままにせず、必ず集めて処分します。
下段に述べるエアレーションを行なわない場合は、最後に、芝生が見え隠れする程度まで目土を入れます。 この作業によって、地面の凹凸がならされます。 |
【 エアレーション 】 |
エアレーション
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根茎の生長とともに土中の環境が崩れるので、ときどきエアレーション(※芝生は年数が経つと、刈りクズが根元にたまったり、踏圧で床土が固まったりして、生育が妨げられます。また穴を開けることで芝生の根に空気を供給します。 それで空気が供給されると、微生物が活発になり古い根の分解を促進する効果があります。)をしてやることが、芝生を長い間健康に育てるコツになります。
こうして、目土入れや雑草とり、施肥など手を加えるだけで、きめ細やかな芝生の状態に変身させることができます。
※適期は6月、9月に月1回程度行なえばよいでしょう。 |
地中に空気を入れるエアレーション |
芝を刈り込んだら、次にエアレーションと呼ばれる作業をします。
芝生の上を歩くなどの踏圧で地面が固まってきますから酸素不足になりがちです。 そのため、空気の通り道をつくるために行なう作業です。 ただし、刈り込み作業のたびに行なう必要はなく、芝の生育状況を見ながら、年に1回程度、4〜5月に行ないます。
エアレーション専用のローンスパイクという道具も販売されていますから、これを利用するのが簡単です。
約10cm間隔に、深さ7〜8cmの穴を芝生の全面にあけていきます。 最後に、全面に目土を入れます。 エアレーションの穴にもよく入れてください。
エアレーションだけの場合では、芝刈りのときほど厚くかける必要はありませんが、全面によくならしておきます。
その後しばらくは乾燥しやすいので、晴天が続くようなときは水やりを欠かさず毎日行ないます。 |
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